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Salesforceを入れたのに、なぜ数字が見えなくなるのか

経営者・業務責任者が最初につまずく“静かな失敗” 

Salesforceを導入したあと、
「以前より数字が分かりにくくなった」と感じる経営者・業務責任者は少なくありません。

  • ダッシュボードはある

  • レポートも出せる

  • でも、判断が遅くなった

これは珍しい話ではなく、構造的に起こりやすい現象です。
ここではその理由を、現場目線で整理します。

「見えているはずなのに、判断に使えない」

Salesforce導入後、よく聞くのは次の違和感です。

  • 数字は出ているのに、信じきれない

  • 会議で数字の前提確認から始まる

  • 結局、人に聞かないと分からない

これは「数字がない」のではなく、
“判断に使える形で整理されていない” 状態です。

Salesforce導入後に起きがちな3つのズレ

 

失敗①:全部入れれば見えると思ってしまう
項目やデータを詰め込みすぎると、
「どれが正しい数字か分からない」状態になります。

失敗②:現場入力が形骸化する
入力が後回し・曖昧になると、
ダッシュボードはすぐ信用されなくなります。

失敗③:数字の定義を決めていない
売上・進捗・見込みの意味が部署ごとに違うと、
数字はあっても会話が進みません。

Salesforceは“業務が整理されている前提”の仕組み

Salesforce自体が悪いわけではありません。
問題は、業務や判断基準が曖昧なまま導入されることです。

Salesforceは、

  • 何を管理するか

  • どの数字で判断するか

が決まっている組織ほど、効果を発揮します。

逆に、
業務が人に依存している状態のまま入れると、
曖昧さがそのまま可視化されるだけになります。

「全部見ない」ことが、数字を見えるようにする

 

対策はシンプルです。

  1. 経営判断に使う数字を3つ以内に絞る

  2. その数字が生まれる現場の動きを確認する

  3. Salesforceは判断用に用途を限定する

業務すべてをSalesforceで回そうとすると、
運用が重くなり、数字は逆に見えなくなります。

Salesforceを無理に使わなくていいケース

次のような場合は、中心システムにしない判断も現実的です。

  • 業務が属人化している

  • 入力に割ける時間がほとんどない

  • 数字より現場対応が最優先

「高機能=正解」ではありません。