『 高まるインバウンド需要 』

日本国内は少子高齢化が進み人口減少などの問題が取り上げられています。その中で、海外から来る観光客に目を向けたインバウンド需要が高まってきました。

インバウンドが話題になり始めたのは、ここ最近のことです。2013年に訪日外国人旅行者が1,000万人を突破し、2015年はインバウンドの観光客数がアウトバウンドの観光客数を上回った初めての年となりました。

訪日外国人旅行者に対するマーケティング戦略を有利に進めることができるかは非常に重要となってくるでしょう。これまではあまり意識してこなかったり、ニュースなどで見聞きしているだけだった方でも、一手間を加えることで簡単に始められることもあります。ぜひ新たな販売ルートを見つけるヒントを探してみましょう。

inbound

#1 インバウンド需要って実際に何が起こっている?

インバウンド需要と聞いて、思いつくものは何でしょうか?

中国人観光客による「爆買い」と思った方は結構いらっしゃると思います。2015年の流行語大賞でもありました。ただ、2016年に入り、中国経済の景気減退や為替の円高、さらには中国政府による海外で購入した商品への課税の強化により、消費額がやや減少傾向にあります。

訪日外国人旅行者がこれまで東京や京都などのいわゆる観光名所のみならず、地方の観光地に足を延ばし、その地方での需要が創出されてきているのが最近のトレンドです。

地方創生がうたわれていることもあり、都市のデパートや家電量販店だけの話ではなくなってきています。今後どのようなインバウンド需要の対策を取ることができるか考えてみましょう。

#2 個人の趣味嗜好の多様化にどうマッチングさせていくか?

商品、地方など情報についてはインターネット、スマートフォンでいつでもだれでも得ることができる環境になってきています。また、情報にあふれた時代であるとともに、モノにもあふれている時代と言えます。

まず、インパクトのあるもの、こだわりの強いもの、地域に根差したそこにしかない限定商品、これまでにはなかったサービスなど、差別化を図る必要があります。

商品・サービスづくりをする上で、ターゲット層をどこにもっていくのかを明確にすることも重要です。訪日外国人旅行者ひとつをとっても、性別、年齢別、国別…それぞれで趣味嗜好が異なるはずです。

その絞り込みができると次はPRになります。知る人ぞ知る、ということでもちろん口コミの波及を狙うことも可能ですが、今やホームページなどのオンラインの活用は無視できないでしょう。

パッと見て目に止まる、手に取ってみたくなる、利用して見たくなるようなホームページの新設、改良も検討してみてください。

#3 今時のインバウンド・マーケティング

ホームページの新設、改良のお話しをさせて頂きましたが、最近では、インバウンドマーケティングを成功させるためのツールとしてマーケティングオートメーション(MA)というアプリケーションが注目をあびています。

MAは簡単に言うと、例えば、ホームページに訪れたユーザーがどんな記事やコンテンツを見たかを分析し、それにあった最適な内容のメールを自動送信し、新規顧客化を促進したり、リピート顧客を増やすなどのマーケティングを行えるツールです。

MAは各社いろいろなものが発売されていますが、セールスフォース社が提供するものにpardotというものがあります。pardotはWebサイトに訪れた顧客情報を自動でセールスフォースのCRM機能に連携し、商談化されると販売管理アプリケーションである『ウランバ!!』に一気通貫で連携が行え、インバウンドマーケティングから営業活動までグーンと効率化できます。

ご興味あれば、一度、問い合わせたてみてはいかがですか?

*ウランバ+セールスフォースのお問い合わせはコチラから

 

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執筆者:取材の学校 ライター 中小企業診断士 村田 朗

公認会計士、中小企業診断士、販売士1級、登録政治資金監査人。

1986年大阪府大阪市出身、東京都港区在住。大阪市立大学経済学部卒業後、大手監査法人に入所。上場企業の監査を中心に、製造業、小売業、医薬品業、金融業、学校法人などの監査業務に従事。「継続は力なり」をモットーに、会計・税務・資金調達の面からコツコツ努力する経営者の方をサポートできるよう活動中!

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