最近、クラウドソーシングというキーワードが、メディアに登場する回数がちらほら増えてきています。クラウドソーシングとは、群衆の意味である「crowd」と外部委託の意味である「outsourcing」の造語と言われています。インターネットを通して不特定多数の個人や企業が仕事を依頼したり、依頼されたりする仕組みとされています。

では一体、どんな仕事を依頼するのでしょう?

ウェブのデザインから、システムやアプリの開発、チラシ・ポスターやロゴのデザイン、記事作成、校正、映像制作、翻訳・通訳、データ入力などなど、数え上げればきりがないぐらいあります。クラウドソーシングのサービスを提供する株式会社クラウドワークスやランサーズ株式会社のサイトを見る、と多種多様な仕事の数に驚かされます。

#1 クラウドソーシングサービスを利用するには?

クラウドソーシングを活用して仕事を発注するためには、まず、クラウドソーシングを提供しているサイトに会員登録する必要があります。次に、仕事の内容や報酬額を決めて依頼(サイト上で掲載)することになります。仕事の依頼を見て応募してきたワーカー(仕事の受注者)の選定を行い、発注します。仕事内容についてはメールや電話を使ってコミュニケーションを図りながら成果物を納品してもらいます。その後、報酬の支払い、その仕事に対するワーカーの評価、というのが、一般的な流れになっています。

 

 

#2 では、どんな仕事を依頼したらよい?

クラウドソーシングにもメリット、デメリットがあり、仕事の依頼をする前に、これらに留意しておけば、思ったような効果が得られなかった・・・、ということを避けることができます。まず、メリットとしては、必要な時に活用ができる、多数のワーカーから選択ができる、仕事のスピードを速められるなどがあります。一方、デメリットは、ワーカーとの意思疎通が難しい、発注にあたってとりまとめや作業に手間がかかる、成果物の品質が不安定な場合がある、ということが挙げられます。

では、一体、どのような仕事を依頼するのがいいのでしょうか?実際のところ、密接なコミュニケーションが必要なシステムやアプリの開発を依頼するよりも、ロゴやキャッチコピー、チラシのデザインといった分かりやすい販売促進に関わる仕事を依頼することをおススメします。やはりシステムやアプリ開発では、その知識に詳しい場合は別ですが、知識のない発注者が細かいニュアンスを伝えるのはなかなか至難の業と感じています。あるときは必要だけど常に必要ではない、なかなか手が回らない、手がかかる、といった作業にクラウドソーシングは適していると思います。最近、受注の機会を増やすために企業は自社のホームページやSNSから情報を発信することが多くなってきています。ところが、記事を作成して定期的に発信していくには記事を書く人手が必要ですし、内容について継続的に考えていくというのもかなり負担だと思います。クラウドソーシングを活用すれば、自社の製品やサービスに絡めた記事作成を何人かのワーカーに依頼することで常に人手の確保が必要なく、幅広い内容を定期的に情報発信でき、継続的な受注の機会を確保できるのです。

 

「クラウド」の第一歩として、ウランバを活用した売上管理や販促管理も有効です。

ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

-【ウランバ製品紹介・機能紹介ページ】はこちら。
http://www.uranba.com/product

 

iwa

執筆者:取材の学校 ライター 中小企業診断士 岩本英二

中小企業診断士

印刷会社にて営業を担当したのち、企画制作部門にて情報誌やセールス・プロモーションの企画・制作のディレクターとして業務に携わる。さらに自社の製品やサービス販売のため、BtoBマーケティングに取り組み、現在は経営企画に従事している。中小企業診断士、AFP(2級ファイナンシャル・プランニング技能士)